コラボレーション作品
京都瑞鳳堂は金工だけにとどまらず、他ジャンルの作家さんともコラボレーションの作品を創作しております。
今回Dialogueに参加するにあたって、「手織金襴×京表具×書」でコラボをし、屏風を創作いたしました。
基本的なデザインを表具師さんが行い、手織り金襴の作家さんの裂(きれ)と書を見て今回のデザインを決定いたしました。それぞれが伝統を重んじて守り抜いてきた技術だけに主張が強くなりがちなのですが、そこはそれぞれがお互いを尊敬しあいできた作品だけあって、まとまり良く素晴らしい作品となりました。
京都瑞鳳堂にて展示しておりますので、まだご覧になっていない方は是非いらしてください。
コラボ作品 「Liaison」
11月16日(金)~18日(日)の3日間、京都瑞鳳堂はKOGEI Art Fair Kanazawaに出展いたします。京都からは唯一の出展ですので、とても楽しみにしております。
また、今回発表するコラボ作品「Liaison」に関してご紹介したいと思います。
ただいま創作中のこの作品は、陶器 陶器 漆のコラボレーションで、フランス語で絆や、つなぐという意味のLiaisonがタイトルとなりました。
それぞれの個性がたっぷりと詰まっており、魅力あふれる作品となりそうです。
今回は途中経過のほんの一部をお見せいたします。出来上がりはKOGEI Art Fair Kanazawaの会場でご覧くださいませ!
詳細はこちら。
コラボレーション
最近「コラボ」と言う言葉を耳にしていますが、そもそも「コラボ」とはどういう意味なのでしょうか?
コラボはコラボレート、コラボレーションなど言い方がありますが、英語で言うCollaborate、Collaboration、つまり協力する、共同作業、合作などの意味があります。
京都瑞鳳堂は長きにわたり金工に携わってくる中で、様々なジャンルの芸術作品にも触れてきました。
ジャンルは違ったとしても、同じ芸術作品と言えます。また、それらには国境や言葉の壁はなく、そしてまたジャンルと言う垣根を越えても繋がることができるのです。
今回ご紹介するコラボレーション作品は、京都瑞鳳堂オリジナルの錫の茶壷に、漆の技巧を駆使して魅せた、ほかに例を見ない美しさあふれる作品です。
今注目されている若手漆作家の浅井康宏さんとコラボしたのですが、まず最初に言えること、それは彼の螺鈿の技法はただ細かいというのではなく、人間と素材の持つ繊細さの合わせ技でしょう。
漆工も金工も古くから伝わる伝統です。この伝統をただの2つ伝統として終わらせるのではなく、協力し1つの作品を作り上げる「コラボレーション」にし、より多くの方々にそれぞれの持つ素晴らしさを理解していただければと思います。
作品の紹介ページはこちらから。