雫模様
ここ数日京都市内では夕立、しかもとても雨量の多いゲリラ豪雨的な夕立が多く、先週の金曜日は帰りの時間に重なり、しばらく会社にこもっておりました。
雨にもたくさんの種類があり、ふわふわと降る霧雨なんかは暑い今まさに降ってほしいな・・・なんて思います。また、雨の日にふと外に目をやった時に見える、窓に滴る模様がとても美しいと感じませんか?この雫模様はそんな様子を表現した作品です。
憂鬱な雨の日・・・なんて表現もありますが、古美仕上げが少し憂いを持たせてくれていて、風情を感じることができます。時間をかけて創ったからこそ表れる、手作りの温かみや、柔らかさを垣間見ることができる作品です。
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外国からも愛される日本の伝統
ここ数年外国では「和」ブームが起こっています。
和食や、文化であったり、姿かたちは様々ですが、外国人の中で日本が今とても話題になっております。
京都瑞鳳堂を訪れる海外のお客様は、ただ単に銀瓶や金工作品が欲しいという方ではありません。京都瑞鳳堂の創る銀瓶や金工作品が如何に日本的であり、伝統文化を受け継いでいるかにとても興味を示されます。
なかには「自分も金工を学びたい」とおっしゃる方もいらっしゃいます。「ローマは一日にして成らず」と言う言葉がありますが、京都瑞鳳堂の作家たちは、何十年もかけて培った技術やものづくりの精神で作品を創ります。そして、「銀瓶も一日して成らず」なのです。
手
「手」は生活の中で必要不可欠な体のパーツです。そしてまた、「手は一生の宝」「猫の手も借りたい」「手も足も出ない」など「手」にまつわる言葉も多く存在します。
私たち京都瑞鳳堂の「手」はいったい何をもたらすのでしょうか?
作り手の「手」は決してさわり心地の良いものではありません。毎日毎日一生懸命鎚を握り、作品創りをします。しかしながら、その「手」には語るべき事柄、経験、苦労、喜びが詰まっています。たったひとりの「手」が多くの物を創り、多くの人を喜ばせ、多くの人に感動を与えます。その「手」のもたらすストーリーをご覧くださいませ。
Liaison3人展開催
先日お伝えした「Liaison3人展」は無事に初日を迎え、たくさんの方にご来廊いただきました。
そして早いもので、会期も残りあと1週間です。
前回のホテルカンラさんや金沢のKOGEI Art Fairと違って、ギャラリーでの展示ですので雰囲気もまた違いますし、新たにお目見えする作品もございます。
是非この機会にご覧いただければと思います。
そして何よりも京都瑞鳳堂のギャラリースペースは元西陣織の織屋さんだったので、天井も高く、広々とした空間で展示しております。
また、作家さんたちも在廊してくださる日もありますので、是非この機会に足をお運びくださいませ。
3人展に関してご質問等ございましたら、是非京都瑞鳳堂までお気軽にお問い合わせくださいませ。
こだわること
人はたいてい自分のこだわりというものを持っています。
悪い意味で何かに固執しているとも言えなくはないですが、ほとんどのこだわりは自分自身が培ってきて且つ今の自身になくてはならないものなんだと思います。
今回のLiaison3人展で、搬入後まもなく「やっぱりテクスチャが気に入らない、削る!」と言ってサンドペーパーで作品を削り始めました。
自身の作品が世に出るのには完璧になるべく近づけたいという想いがそれぞれあり、完璧なんて世の中には存在しないと知っていても、それに極力近づく努力をします。
その努力は作品に現れ、より素晴らしいものとなりました。
些細なことでもこだわることで、一つ自分に満足ができるような気がしました。
Liaison3人展
昨年のKOGEI Art Fair、先日のDialogueに京都瑞鳳堂と一緒に作品を展示してくださった3人の作家さん=高橋亞希さん(陶器)、清水愛さん(漆器)、加藤美樹さん(陶器)が京都瑞鳳堂のギャラリーにてLiaison3人展を開催いたします。
同世代の3人の女性作家たちがとあるきっかけでコラボレーション作品を創ることになりました。アイデアはすぐに生まれ、素晴らしい作品を創り上げました。3人集まれば話題は尽きず、ワイワイと楽しく会話が弾みます。そんな3人の展示です。楽しさのあふれる展示会になると良いなと思っています。
皆様是非お誘いあわせの上お越しくださいませ。
日程:3/29(金)-4/14(日)
営業時間:10時-18時
定休日:水曜日 (通常は日曜日も定休日ですが、この期間のみ営業いたします)
3人展
昨年のKOGEI Art Fair、先日のDialogueに京都瑞鳳堂と一緒に作品を展示してくださった3人の作家さん=高橋亞希さん(陶器)、清水愛さん(漆器)、加藤美樹さん(陶器)が京都瑞鳳堂のギャラリーにて3人展を開催いたします。
同世代の3人の女性作家たちがとあるきっかけでコラボレーション作品を創ることになりました。アイデアはすぐに生まれ、素晴らしい作品を創り上げました。3人集まれば話題は尽きず、ワイワイと楽しく会話が弾みます。そんな3人の展示です。楽しさのあふれる展示会になると良いなと思っています。
皆様是非お誘いあわせの上お越しくださいませ。
日程:3/29(金)-4/14(日)
営業時間:10時-18時
定休日:水曜日 (通常は日曜日も定休日ですが、この期間のみ営業いたします)
コラボレーション作品
京都瑞鳳堂は金工だけにとどまらず、他ジャンルの作家さんともコラボレーションの作品を創作しております。
今回Dialogueに参加するにあたって、「手織金襴×京表具×書」でコラボをし、屏風を創作いたしました。
基本的なデザインを表具師さんが行い、手織り金襴の作家さんの裂(きれ)と書を見て今回のデザインを決定いたしました。それぞれが伝統を重んじて守り抜いてきた技術だけに主張が強くなりがちなのですが、そこはそれぞれがお互いを尊敬しあいできた作品だけあって、まとまり良く素晴らしい作品となりました。
京都瑞鳳堂にて展示しておりますので、まだご覧になっていない方は是非いらしてください。
DIALOGUE出展のお知らせ
最近何かと話題のホテルを舞台にしたアートフェアが京都でも開催されます。(去年京都瑞鳳堂も金沢で参加致しました。)
その名もDIALOGUE!烏丸五条にあるホテルカンラさんにて開催され、今年で2度目の開催となります。
テーマを「親密な工芸」と銘打って各お部屋を舞台に様々なギャラリーさんが集い展示を繰り広げます。
そして今回はスイートルームを使用させてくださるとのことで、地元京都代表としても気合が入っております。
一部お部屋の様子をお見せいたしましょう!とっても広い吹き抜けのお部屋です。
また、会期中は台湾からお茶の先生をお呼びして、お茶会を開催する予定ですので、是非お越しください!
場所:ホテルカンラ京都
日時:2019年3月7日(木)~9日(土)
Website:http://kougeinow.com
Ambiente Day5(最終日)
毎年フランクフルトに来て思う事。最終日は本当に寂しくなります。
周りのブースの方や、カフェのおばさんやおじさんとのお別れだけでなく、出会ったお客様やAmbienteのスタッフの方々とのお別れも寂しく感じます。
今回陶芸家の高橋亞希さんはドイツで上絵付けの実演をしてくださいましたが、記念に作品の中に「Deutschland」(ドイツ語でドイツという意味)を残しました。
美しい孔雀がドイツの地を離れる様子に見えますね。しかし、京都瑞鳳堂はまた来年も舞い戻ってきますよ!
今回お会いしたすべての皆様に感謝するとともに、毎年私たちに素晴らしい機会を与えてくださるAmbienteの実行委員会の皆様にも感謝しております。
それでは、また来年お会いしましょう!